● 化粧品輸入をはじめたい人の ●
そもそもなぜ「代行」業者が存在するのか。日本国内の化粧品を扱う卸・小売業者にとって、専門分野の人材や設備を自社で揃えて免許を取得し、自社でノウハウを獲得、自社で運用することによって、そのメリットを実現できる会社はそう多くありません。 化粧品の場合は、理論上は自社で輸入が可能でも、現実的には難しい話なのです。そこでこの分野のノウハウを持った化粧品輸入代行と呼ばれる事業者が存在します。
化粧品輸入代行業者のなかには、「物流」をメインに行う企業、「製造（OEM）」をメインに行う企業、「分析」をメインに行う企業、など様々なタイプが存在していますが、ニーズに適したタイプの化粧品輸入代行業者を選びましょう。
物流ですから、代行業者が物理的に近くに存在していることが何かと安心です。細かい要件を会って話すことができるか、状況を確認できるか、クレームがいえる場所にあるかが大事なポイントといえます。
代行業者が物流ネットワーク、国際物流網を構築することが出来るかどうかがポイントとなります。当然、そこには代行業者の交渉力や経験が必要です。
薬事法の下で管理されるモノを扱いますので、当然、検査体制、保管体制など品質管理能力がなければいけません。輸入代行業者は化粧品の表示にあらわれます。薬事法上、輸入した化粧品には「製品の名称」「成分の名称」「製品番号または製造記号」のほかに、「化粧品製造販売業者の氏名、または名称・住所」「使用期限」「用法用量や使用上、取り扱い上の注意事項」を表示する必要があります。この時、実質的に輸入代行業者の名前がラベリングされることになります。
